施術をしていて、ふと分かることがある。
『もしかして◯◯なのではないですか?』と。
経験則から突然浮かんでくることもあるし、なぜそう思ったのか分からないパターンもある。
なぜそう思ったか分からない時ほど、だいたい当たっている。だから誤魔化すのに苦労する。
今回はこれだ。
『粉もん、食べすぎて歯が痛くなったんじゃないですか?』
こんなものは一発でわかる。
自慢ではないが、僕自身が粉もんを大量に食べすぎて、死ぬほど歯が痛くなったことがあるからだ。
義理のお母さんが作る広島風お好み焼きが大変美味しくて、イカ天をダブルで作ってもらう。
生地と焼きそばとイカ天。炭水化物のデスパレードである。
ああいう時、身体が妙にふくらむ。
頭も重くなるし、顔まわりもモワッとする。
その延長で、頭蓋骨が開き、歯が痛くなる。
その時は、自分の体がどうなっているのか調べまくった。
今後の施術に役立てよう、みたいな高尚な理由ではない。
痛すぎて、居ても立ってもいられないからだ。
こういう身に覚えがあると、同じ雰囲気の身体はすぐ分かる。
解決策も、経験の引き出しから勝手に出てくる。
骨盤から肩甲骨、頭蓋骨に関連する部分を閉めて、胃の拡張を抑えていけばいい。
だから、粉もんを食べすぎる前に手が止まる。
粉もんは悪くない、ただ量が悪い。
痛みは嫌だが、こういう経験は案外、悪くない。