一般的な瞑想というと、雑念を消して、座禅のように座っているイメージがある。
だが、整体的な瞑想は少し違う。
整体で行う瞑想は活元運動と呼ばれ、別名、動く瞑想とも言われる。
野口晴哉は若いころ、松本道別に学んでいて、そこには霊動法という、活元運動と同じ趣旨の方法があったという。
ただ、活元運動はそれを「宗教っぽさ」から切り離して、身体の自然な働きとして扱うところが肝だ。
活元運動の前に、三つの準備をする。
邪気吐き、ねじ切り、延髄刺激法。
要するに、鳩尾や背骨まわりの力みを抜いて、身体が勝手に動ける下地を作る。
子供の寝相を見たことがある方は多いと思う。
あれは、本人が勝手に動いて、勝手にバランスを取っている。
整体的に言えば、身体が自分で整うための動きだ。
活元運動は、その寝相の強力版みたいなものだ。
頭で何かを考えて整えるのではなく、身体が整う方向へ動く。
現代は情報が多すぎて、頭と目が疲れている方が多い。
「普通はこうでなくてはならない」に縛られて、自分で自分の身体を固めてしまうこともある。
活元運動は、そういう縛りを一度ほどいてくれる。