肩こりは左右で意味が変わる

肩こりといっても、右も左も同じではない。

右ばかりつらい人もいれば、左だけ重い人もいる。

しかも、だいたいいつも同じ側という人が多い。

でも、肩こりというと肩だけの問題にされやすい。

 

張ってるから揉む。

硬いからゆるめる。

それで少し楽になることもある。

けど、また戻る人も多い。

そういう肩こりは、肩そのものが悪いというより、肩に負担を集めているからだの使い方が残っているのかもしれない。

 

右肩ばかりつらい人は、右肩を使いすぎているというより、右で踏ん張る癖があることがある。

片側で支えて、片側で受け止める。

そうやって耐えているうちに、肩が固まってくる。

 

左だけ重い人もいる。

この場合も、左肩だけが悪いというより、左側に引っ張られるような使い方になっていることがある。

肩の問題というより、もっと下の方から来ていることもある。

 

だから、右がつらいから右肩だけ触ればいい、左が重いから左だけゆるめればいい、とはならない。

どちらに体重が乗りやすいか。

どちらの背中が張りやすいか。

呼吸がどちらで止まりやすいか。

そういう偏りが、肩こりの出方にそのまま出てくることがある。

 

それに、肩こりはお腹の疲れが上に出ていることもある。

食べ過ぎや飲み過ぎが続いたあと、肩まで妙に重い。

そういう人は案外多い。

肩をゆるめてもすぐ戻るなら、肩ではなく、そこに負担を集めている土台が残っているのかもしれない。

 

桑谷整体でも、肩こりを肩だけのものとしては見ていない。

どちらがつらいのか。

どういう張り方をしているのか。

首や背中はどうか。

骨盤はどうか。

そういうところまで見ていくと、ただの肩こりではなく、その人なりの癖が見えてくることがある。

 

肩こりは、左右で意味が変わる。

同じ肩こりという言葉でまとめられていても、右と左で中身は同じではない。

だから、つらい場所だけ追いかけるより、からだ全体の流れとして見た方が変わるきっかけは見つかりやすい。

 

右ばかりつらい。

左だけ重い。

そんな肩こりが続いているなら、肩だけの問題として片づけない方がいいと思う。

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