仰向けで寝た方がいいんですか、と聞かれることがある。
ただ、自分としては、寝相を良い悪いで決めるのは早いと思っている。
寝相というのは、寝ている間に体が勝手に選んでいる姿勢だからだ。
頭で考えて決めているわけではない。
その時いちばん休みやすい形を、体が選んでいることがある。
だから寝相には、それなりの意味がある。
うつ伏せで寝るのは、呼吸器の疲れを取りたい時に出ることがある。
横向きで寝るのは、体の左右差を逃がしたい時に出ることがある。
手を上げて寝ているのは、手の疲れを取りたい時や、頭が疲れている時に出ることがある。
つまり、寝相というのは、ただの癖ではない。
寝ている間に体が自分でやっている調整でもある。
だから、うつ伏せだから悪い。
横向きだから良くない。
手を上げて寝るのは変だ。
そういうふうに、形だけで決めてしまうのは浅い。
本当に見た方がいいのは、その寝相でしか休めない体の方である。
胸が詰まっているのか。
左右差が強いのか。
手が疲れているのか。
頭がくたびれているのか。
寝相は、そのあたりを体が勝手に教えてくれていることがある。
もちろん、いつも同じ寝相で固まりきっているなら、それはそれで偏りが強いのだと思う。
ただ、寝相そのものを直そうとする前に、なぜその寝相になっているのかを見た方がいい。
松江市の桑谷整体でも、整体で寝相を見る時は、形の良し悪しだけではなく、その人の体が何を休めたがっているのかを見るようにしている。