同じ人でも、その時々でいつも同じ身体とは限らない。
元気に動ける時がある。
やる気が出ない時がある。
気持ちが前へ出る時がある。
何となく引っ込みたくなる時がある。
こういうものを、ただ気分の問題として見ているだけでは、少し違う。
整体では、身体には周期があると見る。
波がある。
緊張が強く出る時がある。
ゆるみが強く出る時がある。
いつも同じではないから、いつも同じように頑張れるとも限らない。
調子がいい時だけが本当の自分で、落ちる時は悪い状態なのではない。
上がる時もある。
下がる時もある。
そのどちらも本当の自分であって、否定することはできない。
だから、ある時期はよく動ける。
またある時期は、寝ても眠い。
気持ちが沈む。
人に会いたくない。
一人になりたい。
そういうことも起こる。
それを全部、意志の弱さや根性の問題にしてしまうのは、少し乱暴である。
身体が今、どういう波にあるのか。
締まっている時期なのか。
ゆるんでいる時期なのか。
出ていく時なのか。
引いている時なのか。
そこを見た方が、ずっとわかりやすいことがある。
女性は月経の周期があるから、この波が比較的わかりやすい。
ただ、こういう身体の波は女性だけのものではない。
男性にもある。
閉経のあとにもある。
人はみな一定ではなく、揺れながら生きている。
だから、自分は不調が出た時、すぐに悪いと決めつけたくない。
今は下がる時なのかもしれない。
今は抜ける時なのかもしれない。
今は無理を押し通すより、波に合わせて休んだ方がいい時なのかもしれない。
整体をしていても、この周期を無視すると合わなくなることがある。
刺激が入る時期もある。
少し触れただけで変わる時期もある。
逆に、今は押さずに待った方がいい時期もある。
いつも同じようにやればいいわけではない。
身体には、その時その時の波がある。
だから、身体の周期を知るというのは、身体を甘やかすことではない。
今の自分を見誤らないためである。
動くべき時に動く。
休むべき時に休む。
抜ける時に抜く。
そのために、波を知っておく。
整体的に見ると、身体はいつも一定に保つものではない。
波があることを前提にして、その波とうまく付き合う方が自然なのだと思う。
松江市の桑谷整体でも、同じ不調でも、その人が今どういう身体の周期にあるかを見ることを大事にしている。
ただ悪い、ただ弱い、で終わらせず、今どんな波の中にいるのか。
そこまで見ていくと、身体の見え方はだいぶ変わってくる。