秋のパフェ

整体では、感覚を鍛えることをよく言われる。

食事でも、腹八分目が分かるように食べろと言われるし、その店の料理の中で、どれに一番気が通っているのかを観ろとも言われる。

一つの料理の中にも偏りがある。

素材の選び方や切り方、火の入れ方。

どうしても作る本人が、気合いを入れやすい食材や方法があるからだ。

 

先日、ハルアメさんへお邪魔した。

おそらく毎月、奥さんの付き合いで行っている。

今回は塩キャラメルアイスだった。

これは聞くまでもない。

食べた瞬間に、

『これだな』

と感じる。

『考えるな、感じろ』だ。

パフェにはたくさんの種類のものが入っているが、その中でも塩キャラメルアイスの存在感は明白だった。

店主の熱の入り方が、明らかに違う。

 

お土産に、そのアイスに使われている塩を買って帰った。

なるほどと思った。

素材がいいというだけではない。

その素材を選んだことも含めて、そこに一番気が入っていたのだと思う。

 

美味しい、不味いだけで食べるのもいい。

ただ、

『この人は、どこに一番気合いを入れたんだろう』

と思いながら食べると、少し違って見える。

一つ一つを感じながら食べていると、食べすぎることも少なくなる。

そういうものに気がつけるかどうか。

昨日と今日で何が違うのか、触った瞬間に何が変わったのか。

そういう小さな変化に気がつけるかどうかは、施術にもそのまま影響してくる。

パフェを食べに行ってまで、そんなことを考えている。

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