秋になったというのに、まだ暑い。
いまだに半袖半ズボンで歩いている人がいるくらいだ。
日中は汗ばむほど暑いのに、朝方になると急に冷える。
最近、頻尿になったり、お腹を下したりする人が増えた。
膝裏やふくらはぎを触ると、思っている以上に冷えていることもある。
野口整体には『汗の内攻』という考え方がある。
出始めた汗が、冷たい風などで急に引っ込んでしまう。
夏のつもりで身体は汗を出しているのに、外はもう秋になっている。
身体からすると、なかなか面倒な時期だと思う。
秋口の下痢も、整体では汗の内攻と関係して観ることがある。
汗が腸に降りて、下痢として出る。
随分変な話に聞こえるが、実際この時期にはそういう身体をよく見る。
頻尿では、膝裏やふくらはぎの冷えや硬結を観る。
腰椎も関係してくる。
腰の捻れである腰椎3番の捻れが腰椎5番にまで及んでくると、排尿にも変化が出てくると整体では考える。
そして、汗を観る時に外せないのが胸椎5番だ。
ここが硬くなっていると、汗を出したくても出せない身体になることがある。
熱い湯船に浸からないと気持ちよくないという人も、胸椎5番に硬さがあることが多い。
胸椎5番に動きが出ると、無理に汗をかこうとしなくても、どっと汗が出てくることがある。
汗で出せないなら、尿で出すしかない。
そう考えると、この時期に頻尿が増えるのも少し分かる。
汗の内攻では、引っ込んだ汗をもう一度出せる身体にしていく。
ただ、大量に汗をかけばいいという話ではない。
そもそも胸椎5番が硬くなって、汗を出せなくなっていることもある。
まずは、汗を出せる身体に戻す。
まだ暑いからと油断していると、朝方にはもう冷えている。
今の時期は、冷えに気をつけすぎるくらいで丁度いい。