なぜか、背脂たっぷりのラーメンが食べたくなった。
なんとなく、身体に必要だと感じたのだろう。
油というものは、旨味を感じさせやすい。
二郎系ラーメンはヤサイの上に、アブラがたくさん乗っている。
あのアブラサラダは格別だ。
家系ラーメンも、多め・濃いめ・硬めが至高だと言われている。
若い頃は、それでよかった。
今は油多めで食べると、お腹を下してしまう。
悲しいかな、焼肉でも脂身の少ない肉を美味しく感じるようになった。
気持ちはまだ食べたい。
身体は、もう十分だと言っている。
お腹を下すのは面倒だ。
仕事中なら困るし、出かける前ならなおさら困る。
できることなら、何も起こらないでほしい。
ただ、身体からすれば、こちらを困らせるために行っているわけではない。
今の身体には多すぎたものを、外へ出そうとしている。
食べ過ぎた。
油分が多すぎた。
今の身体では処理しきれなかった。
それを捨ててくれるのだから、ありがたい働きとも言える。
身体は、食べた後の始末までしている。
もちろん、強い腹痛や発熱、血便、脱水を伴うものや、長く続く下痢は別だ。
すべてを身体の調整として放っておけばいいわけではない。
ただ、出そうとしている反応を、こちらの都合だけですぐ悪者にすることにも疑問が残る。
よくYouTubeでラーメンを食べる動画を、僕はよく見ている。
その人は、ラーメンを食べるたびにお腹を下すと話していた。
最近では、お腹を下さないためのものを飲んでいるとも聞いた。
仕事を続けるには、その方が都合がいいのだろう。
身体の持ち主にとって都合がいいことと、身体にとって都合がいいことは、同じではない。
身体の反応には、理由がある。
それを全部止めることが、いつも身体のためになるとは限らない。
出そうとする働きを繰り返し押さえれば、身体には処理しきれない負担が残る。