先日、勝手に師匠だと思っている方から、お酒に誘っていただいた。
色々なお話をしている中で、以前から気になっていたことを聞いてみた。
『先生は、その知識をどこから仕入れているんですか?』
すると、
「最初のベースは教わった。でも、それ以外は全部、来られた方から教わった。」
そう答えられた。
確かにな、と思った。
僕も施術をしていると、教わることばかりだ。
季節によって身体は変わる。
『この症状は、ここを調整すると変わるのか。』
そんなことの連続だ。
考えてみれば、このブログも患者さんから教わったことを、自分の中で整理するために書いているようなものかもしれない。
そんな話をしている時、妻の話になった。
髪を切って、いつもより少し緑の入ったカラーになっていたので、『えーい、ままよ!』と思いながら、
『髪切ったんだ。今日はいつもよりも少し緑が入ってる。』
と伝えた。
「ふふん」
と言ったので、めでたく正解したようだ。
すると師匠から、
「それこそが整体の真髄です。」
と言われた。
少し嬉しかった。
僕なんかは、
『髪切りました?』
と聞くくらいなら、
『見れば分かるでしょう?』
と思ってしまう、少しひねくれた人間だ。
どうやら、女性にとってはそういう話ではないらしい。
もっとも、それも難しい。
『今日はまずいかもしれない。』
と思っていても、大丈夫だったりする。
反対に、
『今日は大丈夫だろう。』
と思った呑気なほど、特大の地雷だったりする。
女性、というより妻は、本当に難しい。
身体は毎日変わる。
表情も、歩き方も、声も、髪も変わる。
教科書を読むことも大切だ。
けれど、本当に教えてくれるのは、目の前にいる人なのだと思う。