疲れが抜けない、という話を聞くことがある。
ただ、それを全部「疲れている」でまとめると外すことがある。
疲労と疲労感は、同じようでいて違うからだ。
背中には、その違いが出ることがある。
ひとつは、背中の外側に近い脊柱起立筋の張りである。
これは、身体を使ったあとの筋肉としての疲労に近い。
動いて、使って、張った。
そういう分かりやすい疲れである。
整体では、こういう背中の外側の張りを二側として見ることがある。
だいたい背骨から指2本分ほど外側と思ってもらうと分かりやすい。
一方で、背骨のきわに近いところが、べたっと固まっている人がいる。
こちらは、ただ筋肉を使って疲れたという感じとは少し違う。
休んでも抜けない。
寝てもすっきりしない。
気持ちまで重い。
そういう、実態のつかみにくい疲労感として出ることがある。
整体では、この背骨のきわの固まりを一側として見ることがある。
ここに出る疲れは、筋肉の疲労というより、身体全体に居座った疲労感に近い。
同じ「疲れた」でも、中身は同じではない。
よく動いたあとの疲れなのか。
動いていないのに抜けない重さなのか。
そこを分けて見ないと、疲れの見方は雑になる。
たくさん動いて疲れている人もいる。
たいして動いていないのに、疲労感だけがずっと居座っている人もいる。
後者は、ただ休めばいい、寝ればいい、という話では済まないことがある。
疲れているのではなく、疲労感が抜けない身体になっている。
そう見た方がしっくりくることがある。
だから、疲れが取れない時ほど、疲れの量だけで見ない方がいい。
疲労なのか、疲労感なのか。
背中のどこに出ているのか。
そこが分かるだけで、身体の見え方は変わってくる。
松江市の桑谷整体でも、疲労感が抜けない方を見る時は、ただ「疲れている」で済ませない。
背中の外側に出ているのか、背骨のきわに居座っているのか。
そこまで含めて整体で見ていく。
疲れは、量だけではない。
どこに、どう残っているかが大事なのだと思っている。