患者さんに肌のハリツヤを褒められたため、緊急でブログを書いている。
やはり、実年齢より若く見られるのは嬉しい。
そこは否定しない。人間、褒められるとすぐ機嫌が良くなる。実に単純である。
とはいえ、自分はそんなにたいしたことはしていない。
普段はカミソリで髭を剃るので、肌荒れ防止に無印のオールインワンを塗り、さらにメンタームを塗ったくっているくらいである。
いわゆる美容を頑張っている、という感じではない。
それでも肌を褒められるのだとしたら、顔だけの問題ではないのだろう。
肌のハリツヤは、身体の状態がそのまま表に出ていることがある。
整体的に見ると、肌は顔の表面だけでは決まらない。
野口整体には、皮膚病一切奇妙という言葉がある。
それだけ皮膚というものを、表面だけ切り離して見ていなかったのだと思う。
肌のハリツヤも同じである。
身体が休まり、締まりが出てくると、顔の見え方まで変わることがある。
まず大きいのは、頭が休まっているかどうかである。
後頭骨が締まってくると、頭の後ろだけでなく、顔の前面まで引き締まりやすい。
頭の後ろがゆるみっぱなしで、顔だけきれいに締まるというのは難しい。
実際、スタッフの頭を触っていた時、頭の大きさがかなり変わったことがある。
本人は頭が小さくなったと驚いていた。
こちらとしては、そんなことでそんなに嬉しいのか、と思って見ていたくらいである。
まあ、嬉しいのだろう。人類は顔まわりの変化に命をかけすぎる。
ただ、それくらい頭の締まりは見た目にも出る。
後頭骨が締まるというのは、顔の見え方にも関わる。
その変化は、首にもつながっている。
整体では、頚椎6番は甲状腺と関係が深いところとして見る。
このあたりが固まると、首前面の余裕がなくなり、顔の見え方まで鈍くなりやすい。
首の前や横が張っている人は、胸鎖乳突筋や斜角筋も硬くなりやすい。
そうなると、首から顔にかけて下へ引かれる感じが強くなる。
逆に、そのあたりに自由度が出てくると、持ち上げたというより、下に引っ張られなくなる。
それだけで、顔の見え方は軽くなることがある。
さらに下では、呼吸も関わってくる。
前鋸筋が固まり、肋骨の動きが悪くなると、胸が開きにくい。
胸が開かなければ呼吸は浅くなり、首や顎の力も抜けにくい。
顔の見え方が鈍い時、顔そのものが原因とは限らない。
頭が休まらず、首前面が詰まり、肋骨が動かない。
その結果として、肌のハリツヤまで落ちて見えることがある。
肌は、顔だけで作られていない。
頭が休まり、首に余裕があり、呼吸が通っている。
そういう時、顔だけ磨いたわけでもないのに、肌の見え方まで変わる。
松江市の桑谷整体でも、顔だけ触っていないのに、整体で身体を見ているうちにハリツヤまで変わったように見える人はいる。
それは美容というより、身体が整った結果として表に出ているのだと思う。
肌のハリツヤは、化粧品だけの問題ではない。
身体が休まり、締まり、呼吸が通る。
その結果として、顔に出るものがある。
今回、自分の肌を褒められて、たいへん都合よくそう確信した。