どんな枕がいいか。
どんな布団がいいか。
そういう相談を受けることがある。
ただ、自分としては、枕なんか起きたらどこかへ行っているくらいでいいと思っている。
それでも眠れて、朝に身体が休まっている。
本来は、その方が自然である。
もちろん、寝具が合わないとしんどい人もいる。
枕が少し違うだけで首が痛い。
布団が変わると眠れない。
そういう身体の状態は、実際にある。
ただ、それを最初から「寝具の問題」として受け取るのは少し早い。
整体的に見ると、まず見たいのは寝具ではなく、寝具に振り回される身体の方である。
どんな寝具でも、ある程度は眠れる。
起きたら枕がどこかへ行っていても、ちゃんと休めている。
身体にそれくらいの余裕がある方が、本来は強い。
だから、若いうちから枕や布団を細かく合わせすぎるのは、少し早いと思っている。
寝具に正解を求める前に、まず身体が休む力を失っていないかを見る方がいい。
ちゃんと身体を使っているか。
くたびれるところまで動けているか。
休む方へ切り替われているか。
寝具の問題に見えて、実はそこに本体があることは少なくない。
とはいえ、寝具が大事な人もいる。
年齢を重ねて回復力が落ちている人。
若くても身体が固まりきって、年齢以上に老けた身体になっている人。
そういう人は、寝具の影響を受けやすい。
だから、寝具を否定したいわけではない。
ただ、誰にとっても最優先とは思わない。
枕を変える前に、まず眠れる身体なのかを見る。
布団を選ぶ前に、休める身体なのかを見る。
整体的には、そちらの方が先である。
寝具に身体を合わせるのではなく、寝具を選びすぎなくても休める身体にしておく。
その方が、ずっと自然だと思っている。
松江市の桑谷整体でも、眠れなさや寝起きの重さを見る時は、枕や布団だけで決めない。
首や背中の張り、呼吸、骨盤、身体が休む方へ切り替われているかまで含めて整体で見ていく。
寝具の正解を探す前に、まず身体が休める状態かどうか。
そこを見落とさないことが大事だと思っている。