膨張食

元来、米の味がわからない。

正確に言うと、米の美味しさに鈍感なのだ。

 

古米でも気にしないし、古々米でも『固い、ちょっと味が悪いな』ぐらいで済む。

妻に聞くと、「古米なんて不味くて食べられない」と言う。

患者様の中にも、「この米はどこの米、何々さんのところのお米」と、お米マイスターみたいな方がいる。

 

逆に、僕は魚の味にはうるさいようだ。

生臭さに敏感で、処理が丁寧だとか下手だとか、今年の秋刀魚は脂が乗っているとか、そういうのは分かる。

結局、人間は欲するものの味は感じやすくなるし、欲さないものには美味しさを感じにくい。

 

これは舌の問題というより、身体の都合だと思っている。

僕の場合、炭水化物を食べすぎると、途端に不具合が出る。

身体が膨張できないというか、膨張した時の処理が追いつかない。

風邪みたいな症状が出たり、重だるくなったりする。

お寿司が好きなのだが、魚は良い。問題は米だ。

つい食べすぎてしまう。非常に悩ましい。

 

美味しく感じるものが美味しく感じるうちは、進んで食べてもいい。

ただ、美味しさを感じなくなった途端にやめる。

それだけで食べ過ぎはかなり防げる。

なんでも頃合いが大切だ。

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