施術後には、湯船で身体をしっかり温めるようにお勧めしている。
ところが、そういった話をすると、そもそも湯船に浸からないという方が結構おられる。
最近では「風呂キャン界隈」なる言葉があるようだが、こちらはシャワーを浴びているので、さしずめ湯船キャンセル界隈といったところだろうか。
そういった方の身体を観ていくと、カチカチに硬くなっていることが少なくない。
一日の終わりに身体へ熱を入れるかどうかで、身体の硬直具合にも随分と違いが出るのではないかと考えている。
シャワーでも汚れは落とせるが、身体全体を温めるという点では、湯船に浸かることには別の良さがある。
実際、湯船に浸かる習慣をつけるだけで、身体の状態が変わってくる方もおられる。
中には、家族が湯船に浸からないから、自分も入らないという方までおられる。
何とも律儀な話だが、身体の状態まで家族に合わせる必要はないのではないだろうか。
もっとも、湯船に湯を張るのも、それなりにお金がかかる。
一人暮らしの頃や、結婚前に妻とお金がなかった頃には、湯船に湯を張ることさえ迷っていた時期がある。
そんなときには、足湯でしのいでいた。
湯船に浸かるのが難しければ、足湯という方法もある。
何も全身を湯に沈めなければ、身体を温められないというわけではない。
湯船はキャンセルしても、身体を温めることまでキャンセルする必要はない。